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ヨーグルト◎乳酸菌でおなかの調子を整える

5月15日は「ヨーグルトの日」です。ヨーグルトに含まれる乳酸菌が健康寿命のために効果的であるという説を唱えたロシアの微生物学者、イリヤ・メチニコフ博士の誕生日にちなんで日本の食品メーカーが制定しました。メチニコフ博士は、白血球が体内に侵入した細菌や老廃物を捕まえて分解・消化し、病気を防ぐ働きである「食菌作用」の研究でノーベル医学・生理学賞を受賞しましたが、晩年は老化をテーマに研究していました。その中で、ヨーグルトを常食しているブルガリアの人々に長寿者が多いことに着目し、「ヨーグルト不老長寿説」を唱えたのです。

ヨーグルトの歴史は古く、その起源はおよそ7000年前にさかのぼります。日本では、奈良時代に「酪」と呼ばれる発酵乳の類についての記録があります。日本で初めて「ヨーグルト」の名称で販売が始まったのは1915年ですが、本格的に普及したのは戦後のことです。

ヨーグルトの主な健康効果は乳酸菌によるものですが、ヨーグルトに使用されている乳酸菌にはビフィズス菌やブルガリア菌、カゼイ菌など、さまざまな種類があります。菌によって、多くが胃酸で死滅してしまうもの、大腸まで届いて定着するものがありますが、その代謝物や生きて届いた菌が腸内の悪玉菌の増殖を抑え、善玉菌を増やす整腸作用を発揮します。その結果、肌荒れや便秘などが起こりにくくなります。

また、牛乳を飲むとおなかが痛くなってしまう乳糖不耐症の人でも、ヨーグルトは生成の途中で乳酸菌が乳糖を分解しているため、牛乳に比べてお腹が痛くなりにくいとされています。ヨーグルトにも牛乳と同様、タンパク質やカルシウムなどの栄養素がたくさん含まれているので、牛乳が苦手な人でもヨーグルトであれば取り入れやすいでしょう。

乳酸菌の効果を実感するには、1日100gほどを毎日食べ続けることが大切です。摂取をやめてしまうと、せっかく腸まで届いた善玉の乳酸菌も排泄されるなどして、腸内環境が元に戻ってしまうからです。カルシウムは夕食時の方が吸収率が高いとされ、また腸の動きが活発になるのは夜22時〜深夜2時くらいと言われているため、ヨーグルトを食べるなら夜がオススメです。


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